No.5　母が亡くなる前にしておいて良かった１つのこと

こんにちは、鬼川こるくです。ご覧頂きありがとうございます。

今年の母の日は5月12日（日）なので、あと一週間ですね！

あなたはお母様にプレゼントを用意されたでしょうか。

今日はもうすぐ母の日だなぁと考えていたら、3ヶ月前に亡くなった自分の母のことを書かせて頂きたくなったので、タイトル通り

という内容でお届けしたいと思います。お付き合い頂けると幸いです(^_^)

私の母は、2019年2月に64歳で亡くなりました。腹膜癌でした。世の中には母の年齢よりも若くして亡くなった方も大勢いらっしゃいますので、悲劇のヒロインぶる気は全くありません。ですが「人生100年時代」なんて言葉も誕生した現代においては、私の母の人生は少し短めだったかなと思います。

ですが、母は癌の告知を受けてから6年間闘病しながら生きることができ、抗がん剤の副作用が軽いときは旅行に出かけ家族にも大切にされ、亡くなった本人も残された遺族も「亡くなる準備」ができ、お互い幸せな「その時」を迎えられたと思っています。

逆に、突然不幸な事故に巻き込まれて大切な方を亡くされてしまった方も世の中には大勢いらっしゃいますよね･･･。

私にはその方達の悲しみを癒せるような知識もなく何の役にも立てませんが、私も祖父と母を立て続けに失い、命を失う悲しみや痛みについて少しは理解しているつもりです。
せめて、まだ大切な人が生きているよという方にとって私の記事が少しでも参考になれば良いなと思っています。
（もちろん、私にもまだ生きている大切な人達がたくさんいます。ありがたいことです･･･。）

と、前置きでハードルを上げてしまったので何だそんなことかと思われるかもしれませんが、タイトルの「母が亡くなる前にしておいて良かった１つのこと」を紹介させてもらいますね。

私が思う母が亡くなる前にしておいて良かったこと、

それは「動画を撮ること」です。

これは、早くに旦那さんを亡くして辛い経験をした私の友人の助言で実現したものです。
医師から母の余命が残り2ヶ月くらいだと宣告された頃、私はその友人に母もいよいよだということを報告しました。その際その友人が、旦那さんを亡くして最も後悔していることを教えてくれたのです。

それが、「動画を撮らなかったこと」でした。

彼女は闘病生活を支えることで必死になっていて、後で気が付いたら結婚式の動画しか残っていなかった、悔やんでいると私に教えてくれました･･･。

実際私も母を亡くした今思い知らされていることは、

「亡くなった人にはどうあがいても、もう二度と絶対に会えない」
ということです。

日本中のどこを探しても、地球の裏側まで探しに行っても会えない。

火星だろうが宇宙だろうがどこにもいない。
電話をかけてももう出てくれない。

本当にどこにもいないんです。無です。
幽霊が本当にいるなら会いに来てほしい･･･。
自分が死んだ時に会えるなら会いたいです。

確かに、思い出の中では生きています。時々夢に出てきてくれる時もあって、そんな時には会えます。そうやって会えるのももちろんありがたいのですが、もしまだ間に合う方は、大切な人や自身の「その時」が来たときにこの記事のことを思い出してもらって、動画を残してもらえたらいいなと思います。できれば笑顔の動画を･･･。

少なくとも私は、友人の助言通り母の動画を撮影したことで今でも楽しそうに笑っている母の姿を目にすることができています。もしかしたら時間が経過すればする程この動画の存在が大きくなっていくのかもしれないなと思っています。

以上･･･、大切な人が亡くなる前にすべきことは他にもたくさんあると思いますが、今日は私の実体験を元に、「母が亡くなる前にしておいて良かった1つのこと」を紹介させていただきました。

あなたもどうか、愛する人やご自身のことを大切になさってくださいね。

今日も読んでくださって本当に本当にありがとうございました！
心から感謝しています。